🔍 初めての人も簡単に理解できる伝説の由来


おや子供達、どうしたのさ? 『神様の話』の続きを聞きたいって?

ええと、昨日はどこまで話したんだったね?

  【あらすじ】
・ 宇宙は混沌とした《渦》だった ・ 高天原に三柱の神(造化三神)が生まれた ・ 続いて、二柱の神(ここまでが別天津神ことあまつかみ)が生まれた ・ 次に、五組十柱の神々(神世七代かみのよななよ)が生まれた ・ イザナギ&イザナミの神様が伝説の島を作った ・ 黄泉の国でゾンビとエンカウント
なら今回は、天照大御神アマテラスオオミカミ 、建速素戔嗚尊タケハヤスサノオノミコト が生まれるときのお話だよ。   ・    ・ 

📓 古事記上巻-5 天照大神&素戔嗚尊様が生まれる

『古事記』上巻(素戔嗚尊) 「従正五位上」官位 太 安万侶おおの やすまろ (奈良時代)


イザナギ様(夫)はね、「黄泉の国」で穢れた自分の身をキレイにするために、川でみそぎを行ったのさ。 イザナギ様が川の中流で身を清めた時は、八十禍津日神ヤソマガツヒ と大禍津日神オオマガツヒ が生まれたそうな。 イザナギ様自身もどんどん清められて、水底、中流、水上で身を清めるたびに、新しい神々が生まれたんだよ。 これらの神々は、綿津見神ワタツミ って呼ばれていて、海や水に関連する神々なんだよ。 イザナギ様の周りで何かあるたびに、いろんな神様が生まれるね。   ・    ・  そして、最後に顔が清められたときに、あの有名な 天照大御神アマテラスオオミカミ 、月読命ツクヨミノミコト 、建速素戔嗚尊タケハヤスサノオノミコト が現れたのさ。 天照大御神アマテラスオオミカミ は太陽を象徴する神様で、その対となるのが、月を象徴する月読命ツクヨミノミコト 。 建速素戔嗚尊タケハヤスサノオノミコト は、嵐を象徴する神様さ。 イザナギ様は、これらの神々が生まれたことをとても喜んで、それぞれに適した領域を与えたのさ。 天照大御神アマテラスオオミカミ には光の 高天原タカアマハラ を与え、月読命ツクヨミノミコト には夜が見える国、建速素戔嗚尊タケハヤスサノオノミコト には海原が与えられたんだよ。 でもね、建速素戔嗚尊タケハヤスサノオノミコト は自分の領域に満足できなくて、泣き叫んだんだよ。それはまるで、嵐のように。地震のように。火山噴火のようにね。 彼の泣き声はすごく大きな影響をもたらして、いろんな災いが大波のように起こったんだよ。 それでなのか、イザナギ様はカンカンに怒って、建速素戔嗚尊タケハヤスサノオノミコト を国から追放しちゃったのさ。

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